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ある日の景樹練

こんな日があってもいい。でもいつもはこんなじゃありません。


本来「景樹練」は土曜の全員参加の練習の後に行われるため、毎回7〜8人は参加者がいる。しかし2月28日の景樹練では、シーズンオフということもあり、参加者が3人しかいなかった(原山、羽賀、中拂、敬称略。)。後から思えばこのあたりからおかしな展開が始まっていた。
何故か景樹さんは道場へ来られた直後から、何かに取り付かれたように棚の掃除をし始めた。そして、ことは壁にかかっていた賞状にもおよび、気がつけば我々3人も参加して知らないうちに大掃除を行っていた。その賞状が左の写真である。いったいどのぐらいの間手がつけられていなかったのだろうと考えざるを得ないものであった。埃も相当なもので、長年の堆積から、未知なる菌が生息しているのではと思うほどであった。見ても触れてもいけないような対象を前に、4人は練習する気力を失いかけた。事実、その後賞状を避難させひとまず掃除を終えた後も、なかなか練習を開始しなかった。しかしコレがまずかったのであった。すぐにでも練習を開始していればよかったのだ。
その日はベラで看護学科の先生の退任パーティーが行われていた。その横を通りがかった原山さんと中拂はその瞬間にある共通の考えを頭に浮かばせた。その会場には学務科の職員の方がいて、かねてから弓道場使用許可のことについて確認したいことがあった我々は、それを口実にづかづかと会場へ入り、今あえてまったくする必要の無い質問をしにいった。それ自体はものの1分ほどで終わった。その直後、学務科の方が言った。「良かったら食べていきな。持っていってもいいし。」見事に作戦が功を奏した。はじめからこのつもりだった我々はそそくさと食べ物を詰め、会場をあとにした。ミッション・コンプリートであった。
食べ物とともに道場に帰還し、案の定その後はそのまま食事となってしまった。その間、ホームページをどう盛り上げるかという話題で話が進み、やはりなかなか練習を開始する機会がなく、いったいいつ弓がでてくるんだという、おくればせながら的な疑問が頭をよぎった。結局本格的に練習を開始したときにはすでに8時を回っていた。
(写真は食事の模様。けっして葬式ではない。)




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