トップページ  前ページに戻る


2004秋季関東大会暇つぶし企画


下記のレポートは、慈恵医大弓道部の一部員であり、若くして独自の弓道理論確立を達成したことでも(20人規模のごく少数の範囲内で)有名な相良氏によって作成されたものを一部改変したものである。


2004秋季関東大会暇つぶし企画(関東大会の空き時間を利用した調査に基づくため)

〜〜炊き込みご飯をおかずに白いごはんを食べれるか?〜〜

<序論というかあらすじ>
 秋関前日、と、私と同学年の木村氏は晩ご飯に鉄板焼きを食べに行っていた。
そこで、私が「お好み焼きでごはん食べられる」と言うと、木村氏は「ありえない、おかしい」と言う。木村氏の答えが信じられなかった私はさらに、「じゃあ、炊き込みご飯をおかずに白いごはんを食べるのは?」と言う質問をぶつける。そして木村氏はまたもこう答える。「ありえない」と。
 私は決意した。「じゃあ、明日の秋関でみんなに聞いてみようぜ。」
こうしてこの企画は始まったのである。 そう、これは互いのアイデンティティをかけた戦いなのである。

<方法>
 秋関に来ていて比較的私が声をかけやすい人に聞いてみただけ

<結果>
 合計人数が異なるのは途中で聞く項目を追加していったため

炊き込みご飯をおかずに白いごはんを食べるか
食べる 食べない
男性 3 13 16
女性 0 11 11
3 24 27

お好み焼きをおかずに白いごはんを食べるか
食べる 食べない
男性 8 7 15
女性 1 8 9
9 15 24

うどんをおかずに白いごはんを食べるか
食べる  食べない
男性 3 9 12
女性 0 9 9
3 18 21

ラーメンをおかずに白いごはんを食べるか
食べる 食べない
男性 7 6 13
女性 1 8 9
8 14 22

<考察>
 4項目ともに女性ではほぼ食べないという結果が出た。質問していていると、ほとんどの女性が質問の途中で「炭水化物と炭水化物の組み合わせはおかしい」と言っていた。ラーメンとお好み焼きについて半分が食べると答えた男性と比べると、女性のほうが栄養に対する意識が高いのだと考えられる。しかし、そんなに食べられないと答えた女性もいたことから、ただ単に女性のほうが男性よりも食べる量が少ないだけかもしれない。

 男性については、ラーメン・お好み焼きは半分が食べると答えているが、うどん・炊き込みご飯はほぼ食べないと答えている。この2つの食品グループを比較するとラーメン・お好み焼きはうどん・炊き込みご飯にくらべ味が濃いことが明らかで、味が濃いものとなら白いごはんを食べるといえるのではないだろうか。
 ちなみに私は親が全国一薄味である香川県の人間であるため薄味に慣れており、他人よりも薄い味で濃いと感じる場合がある。

<結論>
 女性は、栄養に対する意識が高いor少食なために「〜をおかずに白いごはんを食べない」
 男性は、味が濃いものなら「〜をおかずに白いごはんを食べる」

<問題点>
 今回の調査はさまざまな問題点を含んでいるのでここに記す
 ・データにバイアスがかかっている。例えば、秋関に来ていた医学生・看護学生、20歳前後、弓道部、私が声をかけやすい人、など。

 ・男性は、味が濃いものなら「〜をおかずに白いごはんを食べる」という結論を出すためには、調査項目が足らない。もっと味が濃いものについても調べる必要があった。

 ・データ量が少ない

 ・「〜をおかずに白いごはんを食べる」ということに対するイメージの差。私にとっておかずとは、例えばラーメンならごはんと交互に食べ最後までごはんが残っていること。しかし、これはあくまで私のイメージであり、「おかずにして」のまえに「主食としてのごはんの食べ方」について調べる必要があったかもしれない。人により「主食としてのごはんの食べ方」が異なれば、それと比較して各項目を調べなくてはならない。


調査に協力していただいた皆様、ありがとうございました。




以下、管理人による総評です。
 相良氏自身が、標本数の少なさや調査項目の不足を指摘しているように、これらのデータから何らかの結論を導くことは本来難しいはずである。しかし、この際そんなことはどうでもいい。何も確かなものなんて存在しないこの世の中において、ただ一つだけ絶対の真理がある。それは、晩飯に炊き込みご飯と普通のご飯をだされたら相当ヘコむ、ということだ。無論、どちらも食べることはできるし、同時に食べたところでなんらかの健康的被害が及ぶわけでもない。しかし、数限りない食材と料理が存在し、幸いにも自分の望む食事を選択することが容易いこの日本という国において、何が悲しくて炊き込みご飯とご飯を同時に食さなくてはならないのだろうか。今回調査を行ったほかの料理、お好み焼き・うどん・ラーメンにおいてはまだ情状酌量の余地がある。同じ炭水化物と言っても、まず見た目がまったくご飯と違う。それにご飯が米なのに対してこれらは小麦を主とする。私も、多少の違和感を感じるがこれらとご飯の組み合わせはあってもいいと思う。炊き込みご飯の味が相当濃かったらそれはおかずになるのだろうか。否、炊き込みご飯は明らかにジャンルとしてはご飯である。名前にもしっかりご飯とついている。
 相良氏はネタのつもりで行っているのだろうか?と改めて考えてみる。このHPの最近のネタ不足を知る相良氏が、自ら体をはり私に協力してくださったのかということである。突然なんの脈略もない質問をぶつけられた部員及び他校の弓道部員の皆様の表情。質問するたびに返ってくる同調とは程遠い回答。管理人の容赦ないツッコミ。半分あきれている1年生達。それにもかかわらずメモ帳片手に試合会場を歩き回る相良氏。これらを思い返してみても…。出ない、答えなど出ない。もしかしたら相良氏自身にも分からないのかもしれない。答えは風の中にあり、ただ我々をかすめてはまた遠くを旅してゆく手の届かないものなのであろう。もし私が得た一つの答えがあるとするなら、それは、今打っている文字を映し出すスクリーンをぼやかす私の涙なのかも知れない。
 このレポート同様、結論を急がないようにしよう。相良氏がまたこのような調査をし、(このHPのためかどうかは分からないが)奮闘されることがあるかもしれない。そのときは、是非皆様、ご協力を。


以下、アップロード直前の、管理人による総評です。

 我を忘れるということは時として恐ろしい。人はこれを見て何を思うのだろうか。相良氏にも管理人にもそんなものを思慮の対象にするほどの心のゆとりはなかった。でも、結局のところ人間満足して死ねればそれでいい。そんなことを感じさせてくれた出来事であった。真似しないでください。そして、これを弓道部のホームページに載せることをお許しください。むしろ僕らは被害者です。





トップページ  前ページに戻る

inserted by FC2 system